奨学金事情

 日本では、留学生向けの支援として奨学金、授業料減免制度、物資援助(バス乗車券等)の3種類の経済援助があります。
奨学金は、支給団体が異なる次の3種類です。それぞれに返済義務のない「給付型」と、卒業後に返済する「貸与型」があります。
1) 入学した大学・専門学校・日本語学校などの奨学金
2) 企業や団体の奨学金
3) 日本国政府の奨学金

*奨学金リストはこちら

 その他の奨学金の条件や金額はさまざまで、年間10万円程度から年間授業料に相当する額まで幅があります。基本的に本人が申し込むものが多く、そのほとんどが渡日して、入学後に申し込むものです。渡日前に、日本国外から申し込みできるものは少数です。対象とするレベルと支給している団体数は関連情報リンク*1をご参照ください。
 留学費用のすべてをカバーできる奨学金の一つとして、新聞社が支援する「新聞奨学金制度」があります。これは朝夕の新聞の配達などの業務につきながら、学校に通う制度です。就職活動でも有利になるといわれています。入学から卒業までの学費を全額立て替えた上で、さらに給与や無料宿舎も提供されるので生活の不安も軽減。卒業まで続ければ返済は不要、もしくは少額の返済で済みます。途中でやめた場合は、先に払い込まれた奨学金を返済しなければなりません。詳細は「新聞奨学生通信」で確認してください。
 奨学金の多くは生活費や学費の一部を補うためのものです。留学に必要な学費や生活費の総額を細かく計算し、奨学金だけをあてにせず、自己資金やアルバイト収入等を含めて無理のない資金計画を立てましょう。

関連情報リンク